ロシアによるウクライナへの武力侵攻について声明を発出!|東日本旅客鉄道労働組合 水戸地方本部
ロシアによるウクライナへの武力侵攻について声明を発出!
PDF版はこちら→No73 ウクライナ声明
ロシアによるウクライナへの武力侵攻の停止と戦争のない平和な社会を求める声明
2月24日、ロシアによるウクライナに対する武力侵攻が開始され、現在も戦闘が継続しています。ウクライナでは、侵攻開始からミサイル等による攻撃で、一般市民に多数の死傷者が出るなど凄惨な状況が継続しています。また、国外に避難したウクライナの人々は500万人を超え、遠く日本にまで友人、知人を頼り避難している状況にもあります。
今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対して、数々な意見があります。しかし、武力による侵攻は、どのような理由があっても許されません。「自国の防衛のため」という国家の意志により国民を犠牲にする戦争を開始することがあってはなりません。
私たちJR東労組水戸地本は、ロシアに対し直ちに武力侵攻を停止すること、また日本をはじめとする各国に対しウクライナへの武器・武力支援ではなく、外交による問題解決をすることを訴えます。
さらに、私たち自身もマスコミ報道に流されることなく、今回の事態を引き起こした原因について真実をもとに冷静に分析し、戦争のない平和な社会をどのようにつくるのか考えなければなりません。
いま現在、私たちの身の回りで起きていることを見ても、私たちの生活は平和な社会がなければ様々な影響を受けることがわかります。今回の侵攻の影響により、原油、天然ガス、小麦等の値段が高騰したことによる、生活必需品や食料の価格上昇が引き起こされ、22春闘での私たちの賃金上昇分を上回る物価上昇により、実質的には賃下げとなっている「現実を見ても、改めて平和の大切さを痛切に感じます。今回のロシアによるウクライナ侵攻によって、自分たちの身の回りで起きている現実を直視し、平和について考えることが重要です。
さらに、国家間の戦争により犠牲を強いられているウクライナの人々に私たちは何ができるかを考えることも必要です。特に私たちとウクライナの間には、未曾有の原発事故を経験したという共通点があります。水戸地本の組合員の皆さんの中にも原発事故を経験した仲間がいます。私たちJR東労組水戸地本は、私たちと同じ経験をもつウクライナの人々に何が出来るのかを考え、具体的には、現在避難している方々、今後のウクライナ復興と戦争のない平和な社会づくりに携わる子供たちに、どのように寄り添うことができるのかを考えていきます。
私たちJR東労組水戸地本執行委員会は、現状でできる具体的な行動として、JR東労組本部が提起するウクライナの人々へのカンパ活動を取り組みます。そして、このカンパ活動を通じて、組合員の皆さんと一緒に、今回のロシアによるウクライナ侵攻をはじめとする、戦争の原因について考えていきます。そして、ウクライナの人たちにどのように寄り添い、二度とこのような悲惨な状況をつくらないために私たちに出来ることを考えていきます。
2022年5月6日
東日本旅客鉄道労働組合
水戸地方本部執行委員会
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