ＰＤＦ版はこちら→No.138 申20号 2020年夏季手当第2回団体交渉③

変革2027を踏まえた施策に関して

【運車】収入が厳しい事は現場の社員は認識している。コロナが収束していけば委員会などもは じまる。4 月から新たなジョブローテーションが始まり、新しい職場に異動している。 感染防止に努めつつ、会社の進める施策を担っている。そのなかでモチベーション向上 に繋げるために前向きな回答が必要だ。

【会社】施策を担ったことに対する評価はしっかり行う。営業利益は対前年 25％減であるのは事 実。社員が努力しても収入に結びつかない現実もある。しかし、不安の中やってきたこ とは夏季手当の中で考えていかないといけない。社員の成長も・会社の成長も止めない できたみなさんの努力が現れている。

経営を支える社員の努力について

【組合】持ち家の推奨もあり、期末手当を見越して住宅ローンを組んでいる組合員も多くいる。コ ロナ禍で収入減少や休校による食費や光熱水費の増もある。

【会社】住宅ローンや扶養家族の有無など様々あるだろう。業績は説明したとおりだが、収入が 落ちた以上に尽力いただいている。そのようなところも勘案して検討していきたい。

突出感について

【会社】公共性の高い企業であることをわすれてはならないということ。当社がおかれている現 状をいろいろな方向から見ていかなければならないということ。

新型コロナウイルス感染症対策に対する特別手当について

【組合】新型コロナウイルスという未知の状況の中で命がけで働いている。その中で、今般のよう な状況での業務に該当する手当がない。しっかり光を当てていく必要がある。疾病に対す る防疫という視点から考えるべきだ。鉄道は簡単に運行本数を減らすことが出来ない特殊 な事業である。働きか方の根幹に関わるものとして議論していきたい。

【会社】他社では手当など取り組んでいることは承知している。要求について否定するものでは ないが、業績、足元の状況を見ないといけない。総合的に判断していくことになる。

◆交渉における会社回答の特徴点

・期末手当は期間内の業績の反映である。営業利益は対前年２５％落ちている

・社員が努力しても収入に結びつかないこともある。しかし、不安な中で尽力いただいている ことは要素として考えなければいけない

・生活面などプライベートや在宅勤務の要素も勘案して検討したい

・将来に期待する要素も含めなくてはいけない

・会社の発展へ尽力している事は踏まえて慎重に判断していく。回答指定日もあるので鋭意努 力し、早期に回答出来るようにしたい

要求満額獲得に向けて職場議論をつくりだそう！